水いぼとプールについて

滋賀県守山市、小児科・耳鼻咽喉科のきどわき医院です。

もう8月も終わりですがまだまだ暑い日が続いています。こどもたちはプールが楽しい季節ですね。

先日水いぼがあるとプールに入ってはいけないかというご質問をいただきましたのでこちらでもお答えしようと思います。

水いぼの治療方法についてのお話は過去のブログも参考にしてみてください。→新しい水いぼの治療 – ブログ|滋賀県守山市|小児科・耳鼻咽喉科|きどわき医院 (kidowaki-clinic.jp)

水いぼになるとプールに入れないの?

さて、この記事でも「プール遊びでもらいやすい」と書いていますが、実は水いぼはプールの水を介して感染するわけではないことがわかっています。

水いぼの感染経路は接触感染です。つまり、感染している皮膚と直接触れることで感染することがあります。

プールは肌と肌が直接触れる機会が多いため、感染するリスクは高くなってしまいます。しかし水を介して感染しているわけではないため、水いぼにかかったといってプールに入れないわけではありません。

ただし、タオルやビート板、浮き輪などを介して感染が広がることがあります。

水いぼが直接他の部位に触れなければよいため、水いぼができている部分をラッシュガードや水着で覆うとよいでしょう。

プールに入った後はプールの塩素で肌のバリア機能が低下しやすいですので、たっぷりと保湿剤を使ってスキンケアをしてあげてください。

また幼いご兄弟と同居しておられる場合は、水いぼが治るまではお風呂に一緒に入らない、タオルを共用しないなどの工夫で感染を防ぎましょう。