滋賀県守山市、小児科・アレルギー科・耳鼻咽喉科のきどわき医院です。

ブログの更新が遅くなりましたが、みなさま明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、1月8日に東京都がスギ花粉の飛散開始を発表しました。これは調査を開始した1985年以降最速の開始ということです。

この記事を書いている2025年1月25日の時点で滋賀県はまだ花粉の飛散発表はありませんが、1月中旬ごろから当院にも花粉症のような症状の方が来院されるようになりました。

花粉は飛散開始日よりも前に飛ぶことがあります

毎年感じることですが、花粉観測機よりも患者さんの方が鋭敏です。花粉は本格飛散が始まる前に、気象条件が整うと飛ぶことがあります。また、近畿では1月ごろからハンノキ花粉が飛ぶので、そちらに反応している方もいるかもしれません。

花粉が飛びやすいお天気の日は前もってマスクをして、手持ちのアレルギーの薬を内服してから外出することができると良いですね。

花粉が飛びやすい気象条件

こんなお天気の日は花粉が飛びやすいので要注意です。

• 晴れて暖かい日

特に最高気温が15℃以上になる日は要注意です。

• 風が強く、乾燥した日

• 雨の日の翌日、雨がやんで気温が上昇する日

雨の日は雄花が花粉を飛ばさないので、その翌日に溜まった花粉が一気に飛び、飛散量が多くなります。

早めに花粉症対策をしましょう

2025年春の飛散予測（第3報）によると、今年の滋賀県の花粉飛散開始は2月中旬～下旬となっています。また3月上旬から中旬がスギ花粉飛散のピークとされています。

近畿の花粉飛散量予測は前シーズンと比べて3.8倍で、「非常に多い」と予想されています。

症状がひどくなってから治療を始めるよりも、始まる前や症状が出だしたときから治療を開始すると、ピーク時の症状も軽くなります。早めにマスクをつける、お薬を使うなどの対策を行ってください。