おうちで鼻症状のケア

鼻の吸引について

滋賀県守山市、小児科・耳鼻咽喉科のきどわき医院です。

こどものRSウイルス感染、ヒトメタニューモウイルス感染が流行しており、当院にも毎日のように鼻水、咳、鼻づまりでしんどいお子さんが来院されます。

この2つのウイルス、どちらも鼻水がたくさん出て、小さなお子さんは鼻呼吸ができなくなってしまい苦しくなってしまうことが多いです。

鼻の粘膜の細胞は「線毛」という細かい毛がたくさんついており、ウイルスや細菌などを外に追い出す働きをしています。ところが鼻水がたまっているとこの線毛による自浄作用がうまく働かなくなってします。そのため、鼻水をなるべく取り除いてあげることが大切です。

ご自宅でも鼻すい器を持っておられるご家庭も多いと思いますが、鼻水の粘り気が強くてつまってしまうとなかなか有効に吸引することが難しいですね。

当院ではご自宅でのお鼻ケアのときに使っていただける、生理食塩水の鼻スプレーを取り扱っています。鼻吸引の前にシュッとお鼻に吹き付けると、固まった鼻水がゆるんで吸引しやすくなります。大人の方の乾燥による鼻炎などにも有効です。ご希望の方はご相談ください。