補聴器診療について
耳から入った音は、耳の内耳という場所で電気信号に変換されて脳に届きます。耳から脳までのいずれかの場所で問題が生じると「音が聞こえづらい=難聴」が生じます。補聴器は難聴で生活に不自由があり、不自由を改善したいと思っておられる場合に適応となります。
補聴器について
適切に調整した補聴器を装着してもすぐには快適に音が聞こえるようになりません。補聴器を楽に使用できるようになるには、難聴の脳に音を再び慣れさせるためのトレーニングが必要です。補聴器装用の目的はご自身の持つ聞こえの力を最大限に引き出すことです。
こんな症状はご相談ください。
- 聞き間違いが多い
- 話しかけられた際に、問い返すことが多い
- 他の音が重なると、会話がうまく聞き取れない
- テレビを観る時、家族と同じボリュームでは聞き取りにくい
- 銀行や医療機関の窓口などで、名前を呼ぶ声が聞こえづらい
など
補聴器の作製・調整
当院では、補聴器についてのご相談をお受けいたします。診察を受けていただき、難聴に関する診断を行った後、補聴器をご自身の聞こえに合うように調整してから貸出します。貸し出し中はなるべく常時使用を心がけていただき、補聴器の音に慣れてきたらさらに調整を進めることで徐々に補聴器がご自身の耳になじんできます。
日常生活での補聴器のご使用をご検討の方、お持ちの補聴器が合わない方など、お気軽にご相談ください。